• 讃岐賢一(管理者)

こんな記事見かけましたが…クリーニング屋さんの観点からの雑感

ラブリーチェーンのブログ、今日はしみ抜きではなく家庭のお洗濯の話です。今朝、Yahooトップページからこんな記事を見つけました。


https://esse-online.jp/money/241259?display=b


正直にお洗濯のプロの目から見た感想…。汚れ落ちが悪く嫌なニオイが出やすいお洗濯指南に思えました。

気になる点をいくつか挙げると…


①一部のドラム式洗濯機の乾燥機能は、排水口に排気を行うため、排水口トラップの水が減ってしまい、下水からのニオイが上がってくるトラブルが報告されているものもあります。


②洗いもすすぎも過度の節水は洗濯物のニオイの元。

今の洗濯機は節水を競うあまり、洗濯での汚れ落ちが軽視されてるように思います。我が家の縦型洗濯機でも『濃縮節水洗浄』みたいなことを言って洗濯物が水に十分浸からないうちに回り始めます。その後徐々に水位を増していきますが、被洗物の上下入れ替えが上手でない縦型洗濯機だと、水に浸からない部分の洗浄時間が短くなりがち。

そしてすすぎをためすすぎにしたりスピード洗いで短くという方法も使う洗剤によってはすすぎが甘くなりがちで、汚れを抱いた洗剤液が残留しやすい状況になります。

汚れ残りはニオイの原因菌の大好物です。部屋干しのときにはこの節水すすぎが原因であることも多いです。

特にポリエステル100%のポロシャツTシャツ類は要注意!元々ポリエステルは石油から作られているので油脂類と仲良しで油脂が表面に残留しやすい傾向にあります。洗剤も油脂類を改質して水とも油とも仲良くなるようにしたものですから、ポリエステルと仲良し。水は油同士の仲の良さを壊す力は小さいので、最初の洗剤が入った状態でたっぷり水を使ってポリエステルと洗剤の癒着を阻止することが重要になってきます。

節水をして汚れ残りの多い洗濯物を部屋干し対応抗菌洗剤で臭わないようにする…なんだかマッチポンプに見えてしまいます。


ここまで色々記事に対してネガティブなことばかり述べてきましたか、記事の中で『これは正しい!』と思ったことを1つ。

『ドラム式洗濯乾燥機を買うならヒートポンプ式乾燥を選んで』という部分。

ヒートポンプ式は60℃温風、ヒーター式は80℃近い熱風です。洗濯物の縮み方が全然違います。高温だとTシャツのプリントに悪影響を与えたりもします。最近は縮みに配慮して極力低温で乾燥するヒーター式もあるようですが。加えて言うとドラム槽が大きい方が、中で服がよく舞ってシワが少なくなります。

あ、縦型洗濯乾燥機の乾燥機能はシワの観点からすると最悪ですからあの機能には期待しないでくださいね(笑)


洗濯機・洗剤の業界を敵に回すような内容ですが、ワタシ個人としてはどれだけ洗濯機・洗剤が改良されても節水とキレイな洗浄の両立はできないと思っています。

消費者的には節約は正義だというのもわかるのですが、『じゃぶじゃぶ水使った方がキレイになるよー』という記事を書くメディアが現れないかなぁと思う今日この頃。

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