• 讃岐賢一(管理者)

塩素系漂白剤は取扱い注意!


家庭洗濯用の漂白剤。これには大まかに種類が2種類あるのはご存知ですか?

1)酸素系漂白剤…比較的色柄物にも安全に使える漂白剤。  粉末の物(商品名:ワイドハイター粉末)、液体の物(商品名:液体ワイドハイター、ブライトなど) があり、一般的には粉末の物の方が漂白力は高く、同時に衣類への攻撃性も高い。

2)塩素系漂白剤…色柄物に使っては絶対にダメな漂白剤。

 市販されるものは液体のもの(商品名:ブリーチ・ハイター・キッチンハイターなど)。また、お風呂のカビ落としスプレー(商品名:カビキラーなど)や、洗濯機の洗濯槽クリーナーの一部にも塩素系漂白剤が含まれている場合があります。

そして、これが塩素系漂白剤の威力。お客様が自分でシミ抜きをしようとして、塩素系漂白剤をシミの部分にぬりぬりしてしまいました。白い物なのに明らかに黄色っぽくなってしまっています。

恐らくは、白物衣料に付着している蛍光増白剤(紫外線が当たると紫色に発光する物質。太陽光の下で白をより白く見せる効果がある)を破壊してしまい、更には繊維の表面も侵してしまったものと考えられます。

このお客様が行ったシミ抜きの仕方には、問題点が2つあります。

a)部分的な処理をしてしまったこと。元々全体が汚れていたり色落ちしやすいものに部分処理を行うと、『そこだけキレイになりすぎた』とか、『そこだけ色が抜けてしまった』ということになりやすいです。

もし色落ちする場合でも、全体を処理した場合は満遍なく色が変わるので、オリジナルの色味はなくなるかもしれませんが、元々がそういうものだったように見える仕上がりになる可能性が高いです。

プロはその辺のことを見越して、シミ抜き作業を行います。

b)塩素系漂白剤を使ってしまったこと。塩素はシミだけでなく色素や繊維そのものにも大ダメージを与える漂白剤です。その力があればこそ、食器の茶渋やふきんの除菌が出来るのですが、殆どのお洋服に対しては威力が強すぎるのです。

この服は先述の通り、シミが付着しているわけではなく、繊維まで変質してしまっているわけですから、元の状態に戻すことはできません。出来ることは、色修正を行い目立たなくすることだけです。

で、色修正した物がコチラ。

遠目に見たら、どこにこの黄ばみがあったのかよくわからないという程度には修正できました。

当然ですが、カビキラーなんかを使う時には、色抜けしてもいいお洋服を着用してくださいね。

カビキラーの飛沫が服にかかってしまったら、修正は恐らく無理だと思われますので…。

#漂白 #塩素 #シミ抜き

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