• 讃岐賢一(管理者)

部分しみ抜きについて


昨日のブログで、私はお客様がご自身でなされた部分しみ処理を『問題点』と指摘していました。

今日は部分しみ抜きについてちょっと考察します。

コチラのブラウス、お客様のご要望は赤~茶色く滲んだシミを落としてほしいとのことでした。

既にドライクリーニングの処理は済んでいますが、全体的にどことなく黄色っぽくなっています。

遠目ではわかりづらいですが、お客様ご指摘のシミの部分を拡大するとこんな感じです。

そして、1枚目の向かって左下、ちょっとだけキレイになっているところがあります。

それを拡大した写真がコチラ。

真ん中だけ一皮むけたようにキレイになっていて、周囲の黄ばみが悪目立ちしていますね。

実はここの部分で、このシミに対してどの薬品が有効なのか試験していたのですが、自分でも正直ここまで黄色味が抜けてキレイになるとは思っていませんでした。

これがいわゆる『部分しみ抜きをして、そこだけキレイになりすぎた』というやつです。

このまま2箇所目、3箇所目…と茶色いシミの処理を続けても、全体の黄ばみを取ってやらないと、まだら状態はなかなか解消されません。

このようなことは、強い薬品を使ったときほど起こりやすいです。

部分的に漂白剤を塗ったり、洗濯機に洋服を入れた後洋服に液体洗剤を直接かけたりするだけでも、こんな風になってしまう可能性があるのです。

このような危険を考えると、シミの部分処理は一般消費者にとって結構難易度が高いのではないかと思います。

一方、こんなまだらな状態にしておくわけにはいきませんので、試験して有効だった薬品で全体漬け込み処理をした結果がコチラ。

こんなにきれいな青だったんですね。

改めて1枚目の写真を見返すと、かなり灰色っぽく見えますね。

これ、色の世界では当然のことなんです。

私はここまでこの色を『青』と表現しましたが、いわゆるインクなどの色の世界では、この色はかなり紫色に近いです。

そして、紫色と黄ばみの『黄色』は反対色の関係になっていますので、色を打ち消しあってねずみ色っぽくなります。

その黄色を落としてやったことで、元の紫色の発色が復活したんですね。

でも、ここまで黄ばみが出てくると、クリーニング代以外にしみ抜き代がかかってしまいます。

こうなる前に、きちんとお洗濯をしましょうね♪

#シミ抜き #漬け込み処理 #漂白

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