- 讃岐賢一(管理者)
ボールペン+塩素色抜けの修正

久々の更新となります。
今日は、お客様が洗濯時にボールペンを一緒に洗ってしまい、それを落とそうとして塩素を塗ってしまったポロシャツの色修正にチャレンジ。
過去のブログでも塩素の危険性については言及していますが、塩素は白いもの&全体漬け込みでの使用が基本となります。
色物に部分的に使ってしまうと、こんな感じにそこだけ色が抜けます。塩素が付着した部分が真っ白になるわけではありません。
お洋服の色は単色でできているわけではなく、色を混ぜることで様々な色を作り出しています。
塩素が付着するとその中で色飛びしやすい色が抜けていきます。
経験上、青系~緑系は色が弱く抜けやすいですね。
逆にオレンジ~黄色系は抜けにくい色です。
このポロシャツはうぐいす色(緑+オレンジ・黃)の組み合わせなので、緑はよく飛んで、オレンジが残っている部分と、オレンジも薄くなった部分が混在しています。

ボールペンのシミを抜き、数回に分けて色を乗せて、修正をした結果がこれ。
パッと見では分からない程度にきれいに復元できました。
シミ・脱色・変色などでお悩みのお洋服も、諦める前に一度ご相談ください。
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