- 讃岐賢一(管理者)
ファブリーズでは洗えない…
久しぶりのブログです。
今日はファブリーズにケンカを売るようなタイトル(笑)

礼服の肩口に白いポツポツ。消臭スプレーでポツポツが浮き出てしまったとのこと。
ま、そういうこともあるでしょうね。
ここでファブリーズの解説を少し。
ファブリーズのトウモロコシ由来の消臭成分【Cy 】=シクロデキストリンという物質はブドウ糖(グルコース)が6~8個結合したもの。
ブドウ糖といえば最近森永のラムネが『ブドウ糖90%』を謳っています。それが結合した物質ももちろん固体。それを水に溶かしているわけです。
ポツポツにはならなくとも、しみ込んでガビガビになっていくことは容易に想像がつきます。
さらにお洋服が水溶性の汚れを持っていた場合、そこにファブリーズ(いや、水でも可)をスプレーすると、その水分に水溶性の汚れが吸い寄せられて、一旦溶けます。しかし水はそのうち蒸発。そうすると水分があったところに汚れが集積されるのです。
ワックスがけした車についた水滴を放置すると、乾いた後に水玉状の汚れが残るのと一緒ですね。
さらに言うと、このような現象は撥水加工を施した洋服でもよく見受けられます。撥水されて生地上で玉になっている水滴に汚れが取りこまれると、のちに乾いたときにくっきりとシミになってしまいます。
ファブリーズは除菌・消臭という効果はありますが、決して洗ったことにはなりません。
『ファブリーズでごまかそう』というキャッチフレーズの方が正しいと思う今日この頃…
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